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アルゼンチンがついに歴史的初勝利! 南半球4か国対抗で豪州を下す

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歴史を変えたロス・プーマス。写真はWTBアモロシーノ。今年9月6日のNZ戦より
(撮影:Masanori Udagawa / photowellington.com)


 ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアが競ってきた南半球国別対抗戦に、2012年から新規参入した南米の雄、アルゼンチン。世界3強相手に善戦するもなかなか勝星を奪えず、2012年大会は0勝1分5敗、昨年は6戦全敗で、今年も7点差以内の接戦を3つ落とすなど負けが続いていたが、現地時間10月4日に地元メンドーサでおこなわれた2014ラグビーチャンピオンシップ最終節で、オーストラリア代表を21-17で下し、ついに新たな歴史を作った。
 同大会に参加する前、アルゼンチン代表はオーストラリア代表を倒したことがあり、今回のアップセットは17年ぶり5回目のワラビーズ戦勝利である。

 前半12分までに、オーストラリア代表“ワラビーズ”に2トライを奪われたアルゼンチン代表“ロス・プーマス”だったが、34分、ゴール前で突進を繰り返したあと右へ展開し、NO8レオナルド・セナトーレがインゴールへ飛び込んだ。
 アルゼンチンは前半終了前にPGで3点を追加し、8-14で折り返す。

 後半、互いにPGを1本ずつ決め、迎えた52分、アルゼンチンは敵陣22メートルライン中央でのスクラムから右へ展開し、WTBフアン・イモフがトライ。タッチライン近くからのコンバージョンをSOニコラス・サンチェスが決め、ついに南米チームが逆転した。18-17。

 追うオーストラリアは66分、PGを失敗。69分にもプレースキックで3点を取りに行ったが、観客席からと思われるレーザー光線の妨害に動揺したか、SOバーナード・フォーリーが22メートルライン内のさほど難しくはないショットをポストに当ててしまう。

 ワラビーズの悪い流れは止まらず、73分には主将のFLマイケル・フーパーが空中での危険なプレーでイエローカードをもらい、14人に。直後、ロス・プーマスはPGを追加し、4点リードとなった。

 残り1分、追い込まれた世界ランキング3位のオーストラリアは敵陣でスクラムチャンスを得たものの、崩してしまい、勝負あり。まもなくして試合終了の笛が鳴り、アルゼンチンの歴史的勝利にスタジアムは歓喜の渦に包まれた。

 2007年のワールドカップで3位になったアルゼンチン代表だが、近年はテストマッチで負けが込み、IRB世界ランキングを12位まで落としていた。しかし、3強の一角を崩したことで、来年のワールドカップに向けて大きな自信を得たはずだ。
 一方のオーストラリア代表は、ニュージーランド代表の連勝記録を止めるなど(8月16日・シドニー/12-12)、ユーアン・マッケンジー体制になってから着実に力をつけてはいるが、中心選手のカートリー・ビールが今大会の遠征中に飛行機内でチームスタッフと口論になるなど、チームの雰囲気はよくない。負傷で長期離脱していたSHウィル・ゲニア、SOクウェイド・クーパーらが復帰間近と言われており、2週間後のニュージーランド戦(ブレディスローカップ第3戦)や11月の欧州遠征で奮起が期待される。


関西大学Aの熱戦キックオフ! 立命館、同志社などが白星発進

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 関西大学Aリーグが10月5日に開幕し、大阪・近鉄花園ラグビー場で4試合がおこなわれた。
 昨季チャンピオンの立命館大は大阪体育大に29-7で勝利。スピードあるWTB藏田(くらた)知浩のハットトリックを含め計5トライを挙げ、白星スタートとなった。大体大は1年生WTBの松坂泰作がハイパントのスーパーキャッチからトライを奪って会場を沸かせたが、ゴールラインに迫りながらも落球でチャンスを逃したシーンが何度かあり、悔しい敗戦となった。

 戦力が充実し、事実上の優勝決定戦ともいわれた同志社大×天理大の注目カードは、30-19で同志社大が制した。前半5分、ゴール前ラインアウト後に主将のFL田淵慎理が抜け出して先制。14分にはHO東大樹がキックをチャージしてトライを奪い、勢いつがつく。天理大がFW1人をシンビンで欠いた間の22分にはスクラムでペナルティトライを獲得。20-7で迎えた後半も同志社大ペースは続き、セブンズ日本代表も経験しているWTB松井千士が躍動してリードを広げた。時間が経つにつれてアタックのリズムが良くなった天理大は、LO西川太郎とHO高部大志がトライを重ねて8点差に迫ったが、72分に同志社がPGを決め、逃げ切った。

 2季ぶりにAリーグに再昇格した摂南大は京都産業大に10-25で惜敗。オープニングゲームでは関西学院大が近畿大を52-19で下し、好スタートを切った。

ワールドシリーズに挑戦! 開幕戦のセブンズ日本代表に三木、芦谷、児玉ら

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 セブンズワールドシリーズのコアチームに昇格した男子セブンズ日本代表が、10月11日から始まる2014-2015シーズンのサーキットで世界の強豪に挑む。第1ラウンドはゴールドコースト(オーストラリア)大会。日本は、4季連続12回目の総合優勝を遂げたニュージーランドと一緒のプールAに入り、同組ではサモア、フランスとも戦う。
 3日前にアジア競技大会で金メダルを獲得したばかりのセブンズジャパンだが、トップリーグが11日から再開するため、リーチ マイケル(東芝)やラトゥイラ レプハ(近鉄)、彦坂匡克(トヨタ自動車)、山下楽平(神戸製鋼)、萩澤正太、鈴木貴士(クボタ)は所属チームに戻り、九州電力の加藤誠央、アジア大会で負傷した渡邊昌紀(リコー)も外れた。
 代わりに、引退から3年ぶりに復活した36歳の三木亮平や、社会人1年目の芦谷勇帆(キヤノン)、児玉健太郎(パナソニック)らがワールドステージに挑む。

 2014-2015セブンズワールドシリーズ(全9ラウンド)の総合ランキング上位4チームには2016年リオデジャネイロオリンピックの出場権が与えられるため、例年よりも激しいバトルが繰り広げられそうだ。

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男子セブンズ日本代表主将の坂井克行(撮影:長岡洋幸)


<セブンズWS 2014-15 ゴールドコースト大会/男子セブンズ日本代表 遠征メンバー>

三木亮平(無所属)、首藤甲子郎(NEC)、桑水流裕策(コカ・コーラ)、笠木大(NTTドコモ)、坂井克行(主将/豊田自動織機)、長野直樹(サントリー)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)、後藤駿弥(ホンダ)、百武優雅(パナソニック)、羽野一志(NTTコミュニケーションズ)、芦谷勇帆(キヤノン)、児玉健太郎(パナソニック)

松田監督がゲキ! 昨季2位の中大、早くも2敗目

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雨のなか、松田雄監督の話を聞く中央大の選手たち(撮影:向 風見也)


 関東大学リーグ戦1部で昨季は開幕5連勝を果たし2位に入った中大が、今季、早くも2敗目を喫した。5日、東京・キヤノンスポーツパークで同5位の日大との3戦目を15-19で落とした。ノーサイド直後、昨季就任した酒井宏之ヘッドコーチ(HC)が「これを落としちゃったのは、痛いですね」と呟く雨中のグラウンド。松田雄監督は選手を集め、ゲキを飛ばしていた。

 4点差を追う後半終了間際。敵陣ゴール前で好機を得ると、得点源のモールを重ねて直進。しかし、ラストワンプレーでは違ったプレーを選択し、落球して試合を終えた。こだわっていたことにこだわらなかったのが、松田監督は歯がゆかった。

「応援に来てくれた人に申し訳ないよ…。やるべきことが意思統一されていなかった。それは俺の責任かな」

 守備で我慢し、接戦を制するのがクラブのお家芸だった。その意味では、スコアの動かない日大戦は「中大のペースだった」と酒井HCは言う。

 しかし、最後のプレーに象徴される迷いが、白星を逃す要因となったか。

 PR檜山翔一主将も「いままでロースコアゲームを勝ってきたのに、勝ちきれなかったのはキツい」と悔やむ。

「モール、途中で止められたりして…。そこでずっとこだわり続ければ良かったんですけど、違ったプレーに切り替えてしまった」

 この日はゲームリーダーのCTB木上鴻佑副将が発熱、SH住吉藍好が怪我のため、試合直前に欠場することとなった。酒井HCは「これも試練、と捉えたけど…」と悔やみ、こう続けた。

「モールにこだわって勝てなかったら、しょうがない。こだわるのなら、こだわり切って欲しかった…。(中大としては)これを負けちゃ、まったく意味がないんですよ。50、60点取られて負けるのと同じだから…」

 19日、東京・町田市陸上競技場で今季下部から昇格の山梨学大とぶつかる。方針は変えない。自主性、スタイルを貫くためのプレーの質。この2つを全選手が高め、「こだわり切る」の境地を目指すのみだ。酒井HCはこう締めた。

「しっかり1戦、1戦粘れるように。やることは変わらないので。まずは気持ちがどんよりしているので、そこを修正します」
(文:向 風見也)

日替わり日大が3戦目で今季初勝利! スクラム優勢のHO庵奥は「声が…」

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日大フロントローの中心に立つHO庵奥翔太
(写真は9月の大東大戦より/撮影:松本かおり)


 関東大学リーグ戦1部で昨季5位の日大は、5日、東京・キヤノンスポーツパークで同2位の中大を19-15で制し、今季3戦目にして初白星を挙げた。前の試合から先発が15人中7人も代わったチームにあって、不動のHO庵奥翔太が奮闘した。

 雨と風に見舞われるグラウンド。日大はスクラムで好機を掴み、危機を脱した。

 前半6分には、敵陣ゴール前中央左寄りでの自軍ボールを押し込み、FL高橋優一郎の先制トライを導く。19-15で迎えた後半30頃分には、自陣中央での相手ボールを真正面から跳ね返した。辛口の加藤尋久ヘッドコーチ(HC)に「安心していられた」と言わしめた。

 軸はHO庵奥か。苗字は「あんおく」、名は「かぶと」と読む。大阪・常翔啓光学園高出身の身長178センチ、体重105キロ。1年時から左PRのレギュラーに定着し、今季からPR小谷悠平とポジションを交換する格好で正HOの座を守っている。

 ピンチをしのいだ1本を「相手に隙間があって、そこを狙っていこうと思った」と振り返り、仲間の意識の高さを満足げに振り返った。

「スクラムは夏からずっと練習してきて、自信があったので。きょうは後ろからの押しがあって、コミュニケーションがいつもより多かったと思います。前の2試合では勝ちたい気持ちが薄かったのか…。でも、きょうは気持ちを前面に押し出していた。普段声を出さないプレーヤーもしゃべってくれていて」

 9月14日は昨季3位の大東大に19-57で(キヤノンスポーツパーク)、続く27日には同4位の東海大に5-89(東京・秩父宮ラグビー場)でそれぞれ敗れた。大敗続きで迎えた中大戦、加藤HCは、先発要員を前節から7人も入れ替えた。激しい定位置争いが演出されているうえ、「同じ実力なら下級生を優先して出す」との方針も明確。この日も1、2年が4名ずつベンチ入りしている。渦中、「3年主将」という学年リーダー的な立ち位置でチームを引っ張るHO庵奥は言い切る。

「加藤さんが1戦1戦、相手に合ったメンバーを選んでいる。ただ、上級生が多くいるチームが強いと、僕は思っている。最近は頻繁に3年同士でミーティングを開いているけど、きょうは両CTBに3年が入ってくれた(辻悠、内山泰伸)。いい風に、変わりつつある」

 19日、茨城・ケーズデンキスタジアム水戸で昨季1位の流経大とぶつかる。
(文:向 風見也)

ファーストXVへの思い、大勝呼ぶ。帝京大、雨中戦98-0のメンタル

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体を張り続けて信頼を得た帝京大FL飯野晃司(撮影/松本かおり)


 雨のせいだった。
 開幕から2戦とも118得点(対立教大=118-5、対青山学院大=118-3)だった王者が、この日は98得点にとどまった。勝者が3桁得点に届かなかったのも、敗者が好天時のようなアタックを見せられなかったのも天候のせいだ。試合前も試合後も降り続いた雨は、人工芝グラウンドにも大きな水たまりを作るほどだった。
 そんな状況の中での98得点だ。実は118得点以上の価値があった。

 10月5日に帝京大学グラウンドでおこなわれた関東大学対抗戦A、帝京大×明治学院大は98-0と大きくスコアが開いた。悪コンディションの中での対戦に、両者の基本プレーへの意識、力量差が露わになった。
 帝京大のスターティングメンバーの中で、今季開幕戦の先発に名を連ねていたのは4人だけ(LO金嶺志、NO8河口駿、SO金田瑛司、CTB前原巧)。ファーストフィフティーンへのそれぞれの思いが、大勝を呼んだ。
 メンバー編成について、岩出雅之監督はこう話した。
「何人かにAチームの自覚を持たせるというのであれば、(いつもの先発と)数人を代えることでよかったかもしれません」
 狙いは違った。
「そういうことは、これまでにやってきています。Aチームのメンバーたちでも、シーズンの初戦というのは特別な感覚になるものです。それをテンションを高め、自ら打ち破っていく。Aチームを狙っていこうとする選手たちにも、そういった機会を与えようと考えました」
 日々の生活にいい加減に取り組んでいる者は、この中にはいない。岩出監督は、そう付け加えた

 指揮官は試合前、選手たちに「自分たちの目指しているレベルはどこなのか。そこに向かってプレーを」と言って送り出した。
 この試合に勝つだけでなく、ファーストジャージーを着続けられるためのプレーと気持ちが見たかった。特に前半、雨中でもほとんどハンドリングエラーはなかった。コンタクトの激しさ、ボールを動かす意志も強く伝わってきたのは、選手たちが求められているものを理解した結果だ。
 FL飯野晃司の激しく、愚直なプレーは、きっと大きな信頼を得た。今季開幕から3戦連続先発出場を続けるLO金嶺志も、その理由がわかるパフォーマンス。それぞれから、真紅のジャージーへの思いは伝わった。

 立ち上がり2分の先制トライで始まった前半は55-0。終盤にややハンドリングエラーが出たが、後半も43-0とした。PR東恩納寛太が3トライを挙げたのを筆頭に、10人がインゴールに駆け込み全16トライ。
 岩出監督は「これを再現し続けることが大事」と、出場した選手たちへエールをおくった。

【ラグリパWest】創立125周年の関西学大、徳永ら躍動。目覚めるか近大

最新IRBランキング 豪州が3位から陥落 アルゼンチンはトップ10復帰

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オールブラックスとも互角に競るアルゼンチン代表(撮影:Masanori Udagawa)

 

 

 最新のIRB世界ランキングが6日に発表され、先週土曜日にオーストラリアを倒してラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)で歴史的初勝利を手にしたアルゼンチンが、12位から10位に浮上した。それにともない、今年6月にイタリアを破ってテストマッチ10連勝を果たし、初めてトップ10入りしていた日本は11位にダウン。アルゼンチンに屈辱的敗北を喫した、などと自国メディアから批判されているワラビーズ(オーストラリア代表)はトップ3から陥落し、2015年ワールドカップ開催国のイングランドが3位に上がった。

 ニュージーランドは宿敵・南アフリカに連続不敗記録を「22」で止められ、順位こそ入れ替わらなかったものの、両チームの差は2.19ポイントに縮まっている。

 そして長年、IRBランキングで最下位の常連だったフィンランドは、4日に地元ヘルシンキでおこなわれた2014-2016ヨーロピアン・ネーションズカップ・ディビジョン2D(欧州国別対抗戦:7部リーグに相当)の開幕戦でノルウェーを32-10で下し、101位から3ランクアップした。同じくDiv.2Dのボスニア・ヘルツェゴビナは、同国代表テストマッチ史上最大点差勝利となる59-12でブルガリアを破り、90位に浮上している。
 IRBの正式メンバーとなって日が浅く、試合数が少ないギリシャは102位(最下位)のまま。


【IRB世界ランキング/2014年10月6日時点】
http://www.irb.com/rankings/sportid=1/ranking/index.html

 


イングランド期待のリーグスター 骨折でユニオンデビュー遅れる

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 来年秋に開催されるラグビーワールドカップで、イングランド代表の秘密兵器になるのではないかといわれているラグビーリーグ(13人制)のスーパースター、サム・バージェスだが、10月5日におこなわれたNRL(オーストラリア・ニュージーランドのプロラグビーリーグ)決勝で試合開始早々に頬骨を折り、ラグビーユニオン(15人制)でのお披露目は遅れることになった。

 負傷したあともグラウンドに立ち続け、マン・オブ・ザマッチに選ばれる活躍で、俳優のラッセル・クロウが共同オーナーを務めるサウスシドニー・ラビトーズの43年ぶりの優勝に貢献したバージェスだが、実は今年2月にラグビーユニオンへの転向を決断し、3年契約で母国イングランドのバース(プレミアシップクラブ)に加入することが決まっている。
 強烈なタックルと突進力が魅力の25歳は、15人制ではCTBでプレーする予定。デビューは、今月25日のトゥールーズ戦(ヨーロピアンラグビー・チャンピオンズカップ)が有力視されていたが、英国メディアの『BBC』によれば、きょう火曜日に手術を受ける予定で、完治まで6週間はかかると見られている。ラグビーリーグの激闘を終えたばかりで休養も必要のため、ユニオンでの試合出場は12月以降になりそうだ。

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絶好調のキヤノンFLトムソン、豪レッズと契約! スーパーラグビー復帰へ

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レッズ加入が決まったキヤノンのアダム・トムソン(撮影:Hiroaki. UENO)


 今季ジャパンラグビートップリーグのファーストステージでMVP級の活躍をしているキヤノンイーグルスのFL/NO8アダム・トムソンが、スーパーラグビーチームのレッズ(オーストラリア)と来季契約を結んだことが明らかになった。8日、同チームが発表した。
 元ニュージーランド代表のトムソンは2011年ワールドカップの優勝メンバーで、テストマッチ29試合出場の経験を持つ。来日する前は母国のハイランダーズに所属していたが、初めてオーストラリアのチームとサインを交わし、3年ぶりに南半球最高峰クラブ大会のグラウンドに立つ。

 身長196センチ、体重112キロの運動量豊富なバックローワーは現在32歳。2014-2015トップリーグ5節を終えた時点でトライランキングの首位タイに名を連ねており(6トライ)、まずはセカンドステージのトップ8(グループA)入りを目指すキヤノンを力強く牽引している。レッズには、日本シーズンが終わったあとに合流する予定だ。

 4年ぶりのタイトル奪還を目指すレッズは、現在サントリーサンゴリアスでプレーしている日本代表のFL/NO8ツイ ヘンドリックや、オーストラリア代表復帰を目指すユーティリティBKのジェームズ・オコナー(現 トゥーロン)、ラグビーリーグ(13人制)とオージールール(オーストラリアンフットボール)で活躍したFBカーマイケル・ハントなども新戦力として獲得している。

田中史朗、ハイランダーズと契約更新! スーパーラグビー3季目決定

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来年もスーパーラグビーで田中が見られる(撮影:Yasu Takahashi)


 ハイランダーズには田中史朗が必要だ! これまでの契約が期限を迎えて去就が注目されていたが、2013年2月22日に日本人初のスーパーラグビーデビューを果たして以来、南半球最高峰舞台で勇敢に闘い続ける田中を高く評価していたハイランダーズは10月8日、彼と来季契約を結んだことを発表した。これにより、日本代表とパナソニックでも活躍する29歳の野武士は、3シーズン目のスーパーラグビーに挑むことが決定した。

 ハイランダーズのアシスタントコーチで、パナソニック ワイルドナイツのアドバイザーも務めるトニー・ブラウン氏は、「フミがハイランダーズに戻ってくることをとても嬉しく思います。彼は秀でたスキルとスピードを持つすばらしいスクラムハーフです。彼はハイランダーズでプレーすることに誇りを持つ、大きなハートを持ったチームマンです」とコメントしている。

 過去2シーズンのスーパーラグビーで26試合に出場したSH田中。2012年と2013年はオタゴの選手としてITMカップ(NZ国内選手権)でも活躍したため、本拠地ダニーデンのファンからも人気が高い。
 日本代表44キャップ保持者。身長166センチ、体重72キロと最も小柄なスーパーラグビープレーヤーで、チームのハーフバックにはオールブラックス(ニュージーランド代表)のアーロン・スミスもいるが、背番号9への思いは強い。
 ハイランダーズを通じて意気込みを語った田中。
「来季もハイランダーズでプレーできることをとても嬉しく思います。ハイランダーズ、ダニーデンには強い思い入れがあります。スーパーラグビーはとても厳しい世界ですが、世界のベストのチームや選手を相手にプレーする挑戦を楽しみたいと思います」

 なお、日本代表とワイルドナイツでチームメイトのHO堀江翔太も、メルボルン・レベルズ(オーストラリア)と契約を更新しており、来年のスーパーラグビーでは田中と初の直接対決が実現するかもしれない。

ジャパンXV 対 マオリ・オールブラックス 第2戦は日テレでも放送

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 11月に日本で開催される「リポビタンD チャレンジカップ 2014」日本代表(JAPAN XV)対マオリ・オールブラックス(ニュージーランド・マオリ代表)戦のテレビ放送スケジュールが発表された。
 11月1日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸でおこなわれる第1戦はキックオフが14時10分となり、衛星波のJ SPORTSとBS日テレで生中継される。一週間後の8日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる第2戦(14時開始)は、地上波の日本テレビでも観戦でき、J SPORTSではこの試合もライブで楽しめる。

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<2014 日本代表(JAPAN XV)×マオリ・オールブラックス テレビ放送予定>

【第1戦 11月1日(土)/兵庫・ノエビアスタジアム神戸】
■BS日テレ(衛星波) 11月1日 14:00~(生中継)
■J SPORTS 1(衛星波) 11月1日 13:45~ (生中継)

【第2戦 11月8日(土)/東京・秩父宮ラグビー場】
■日本テレビ(地上波・全国) 11月8日 15:00~16:55 (一部地域を除く)
■J SPORTS 1(衛星波) 11月8日 13:30~(生中継)

大歓声のなかSBWが15人制復帰! 黒衣奪取へ確かな一歩

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 ラグビーリーグ(13人制・NRL)での戦いを終えたソニービル・ウィリアムズ(SBW)が、10月8日におこなわれたニュージーランド地域代表選手権・ITMカップで15人制ラグビー復帰を果たした。

 カウンティーズ・マヌカウに新加入したソニービルは、22番をつけてオークランド戦にベンチ入り。チームが27-11とリードしていた後半20分、地元プケコヘのサポーターが大声援を送るなか、CTBバンディー・アキと交替でグラウンドに足を踏み入れた。ファーストタッチではストレートに力強く突進し、その後、トライこそ奪えなかったものの、好判断のキックやクイックパスなどで観客席を沸かせた。

 チームは41-18で勝利。現在、ITMカップ・プレミアシップディビジョン(1部リーグ)で4位につけるオークランドとの勝点差を1ポイントに縮め、準決勝進出に望みをつないだ。5位のカウンティーズ・マヌカウは今月12日のレギュラーシーズン最終戦で、首位を争っているタスマンに挑む。

 新たなSBWストーリーの幕開けだ。プロボクサーの顔も持つが、楕円球界ではより輝く。もともとラグビーリーグのスター選手だったが、2008年に初めてコードスイッチ。2010年11月のイングランド代表戦でオールブラックス(ニュージーランド代表)デビューを果たし、翌年のワールドカップで優勝に貢献した。これまで獲得したテストキャップ数は19。
 2012年にチーフスでスーパーラグビー初優勝を遂げたあと、パナソニック ワイルドナイツに加入し、ジャパンラグビートップリーグで1シーズン(2012-2013)プレーしている。その後、13人制ラグビーに戻ってシドニー・ルースターズのNRL制覇に貢献するなど、順風満帆だったが、オールブラックスへの思いは強く、再びラグビーユニオンでの挑戦に舵を切った。

 11月にアメリカ・ヨーロッパ遠征をおこなうオールブラックスに選出されるのはほぼ確実。古巣チーフスとも2年契約を結んでおり、来年2月からはスーパーラグビーでもプレーする。そしてその先に見据えるのは、ワールドカップ連覇だ。セブンズにも意欲的で、2016年オリンピック出場の夢も追う。

【向風見也コラム】 人を選ぶには責任が伴うんだよ、の巻


【ラグリパWest】 関西協会の新しい試み 「レフリング検証申請制度」

U20日本代表の選考対象 TIDシニアキャンプメンバー発表!

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 来年6月にイタリアで開催される20歳以下代表の最高峰大会「IRB ジュニア ワールド チャンピオンシップ」へ向け、2015年シーズンのU20日本代表の選考対象となる「TIDシニアキャンプ」のメンバーが日本ラグビーフットボール協会より発表された。
 「TIDシニアキャンプ」は、U20カテゴリー世代(19~20歳)の有望な人材を発掘・育成するプロジェクトであり、今月13日には都内で第1回S&C(ストレングス&コンディショニング)セッションがおこなわれる。


<2015年 TIDシニアキャンプ メンバー>

【PR1】
金子 崇(法政大1年)、金 仁謙(流通経済大1年)、久原 綾眞(明治大1年)、三浦 昌悟(東海大1年)

【HO】
臼田 征太郎(グラスゴー大1年)、朴 成浩(明治大1年)、古田 雄也(明治大1年)

【PR3】
薄井 諒介(筑波大1年)、藤井 拓海(関西大1年)、藤野 佑磨(立命館大1年)

【LO4】
孫 昇己(日本大1年)、辻 雄康(慶應義塾高3年)、永井 達啓(筑波大1年)

【LO5】
斉田 倫輝(法政大1年)、佐藤 大樹(慶應義塾大1年)、中村 大志(筑波大1年)

【FL6】
加藤 広人(早稲田大1年)、佐々木 凜平(日本大1年)、古田 凌(帝京大1年)

【FL7】
占部 航典(筑波大1年)、前田 剛(明治大1年)、増田 和征(法政大1年)

【NO8】
テビタ・タタフ(目黒学院高3年)、古川 満(明治大1年)、吉田 杏(帝京大1年)

【SH】
竹中 明(三菱重工相模原ダイナボアーズ)、中嶋 大希(流通経済大1年)、三股 久典(明治大1年)、
村瀬 謙介(帝京大2年)、米村 龍二(筑波大1年)

【SO】
金井 大雪(深谷高3年)、野口 竜司(東海大1年)、堀米 航平(明治大1年)

【WTB11】
高屋 直生(筑波大1年)、津岡 翔太郎(帝京大1年)、藤井 俊哉(関西学院大1年)、安田 卓平(同志社高3年)

【CTB12】
アタアタ・モエアキオラ(目黒学院高3年)、笠原 開盛(中央大1年)、梶村 祐介(明治大1年)、中野 将伍(東筑高2年)

【CTB13】
岡田 優輝(帝京大1年)、鹿尾 貫太(東海大1年)、前田 土芽(海星高3年)、矢富 洋則(帝京大1年)

【WTB14】
桑山 聖生(鹿児島実業高3年)、東川 寛史(法政大1年)、本田 宗詩(早稲田大2年)

【FB】
井関 信介(天理大1年)、尾崎 晟也(帝京大1年)、尾崎 立洋(法政大1年)


※ 上記メンバーは第1回S&Cセッション不参加者も含む。

サントリー、若手主体でキャリア組も続々 NO8竹本前主将が今季初先発へ

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竹本隼太郎(撮影:BBM)


 日本最高峰であるラグビートップリーグは、ファーストステージが約2週間のブランクを経て再開する。11日、大阪・近鉄花園ラグビー場では、一昨季まで2連覇していたサントリーが地元の近鉄とプールBの第6節をおこなう。2011年度優勝時の主将だったNO8竹本隼太郎は、今季初先発を果たす。

 2シーズンぶりの王座奪還を狙うチームは、「アグレッシブ・アタッキング」を提唱する。 陣地や時間帯を問わず、複層的な陣形を組んで攻め続けたい。選手起用においては、2年目のWTB中靍隆彰ら若手を数多く出場させている。世代交代の方針と故障者のポジションの補填のためだ。就任3年目の大久保直弥監督は語る。

「チームを勝たせることと同時に、世代交代を頭の片隅に置いてはいる」

 しかし、シーズン序盤は思うようにスコアを重ねられず、9月19日の第5節では神戸製鋼を相手に今季初黒星を喫した(●22-29/東京・秩父宮ラグビー場)。ファーストステージの順位に基づきグループA、Bに振り分けられるセカンドステージを11月下旬に控え、年長者と若年層の融合が待たれる。指揮官はこうも言った。

「(従来のサントリーのスタイルを)わかっている人間が、彼ら(若手)の成長を後押しできるということもある。何もわからない人同士で出るより、ゲームのなかで1人、2人、『もっと、こうした方がいいよ』という人が入った方が、まぁ、助かりますよね」

 9年目で2010年度から2年間主将を務めたNO8竹本隼は、「最低限のコミュニケーション。しんどい時のいいプレーをやり続けること…自分の責任を果たしたいと思います」と役割を認識する。大久保監督から「(シーズン序盤は)彼本来の持っている動きをできる状態ではなかった。いまは大分、フィットしてきた」と主力組への合流を認められたなか、こう決意を語っていた。

「神戸に負けてから、チームのラグビーをやろうという意識が(改めて)出てきた。もう一度、しんどいアタッキングラグビーをやって、皆と喜び合いたい。コミュニケーション、大事ですね。(攻撃に必要な陣形を)早くセットするには、話しながら動いていく必要がある。普段から相手を見ながら、気遣いながら動ければそういうことができると思う。それが本当にできたら、勝っていける」
(文:向 風見也)

五輪出場権かかるセブンズワールドシリーズ開幕! 男子日本、初日3戦完敗

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サモア戦で力走する長野直樹(Photo: IRB/Martin Seras Lima)


 2016年夏季オリンピック(リオデジャネイロ大会)の出場権がかかる、HSBCセブンズワールドシリーズ2014-2015(男子)が10月11日に開幕した。今季は世界の9都市を舞台に開催される予定で、各ラウンドの成績をポイント換算し、総合成績でトップ4に入ったチームがオリンピック出場権を獲得する(全12枠のうちの4枠)。
 第1ラウンドはオーストラリアのゴールドコースト大会。
 コアチームに昇格したばかりの日本は初日、世界の強豪に格の違いを見せつけられ、プールAで3戦全敗という結果に終わった。
 サモアとの第1戦を14-40で落とし、第2戦はシリーズ4連覇中のニュージーランドに0-59と完敗。キックオフ、ラックのボール争奪で圧倒され、ワールドクラスの走りを止められなかった。第3戦はフランスに3連続トライを奪われたあと、桑水流裕策(コカ・コーラ)と長野直樹(サントリー)がゴールへ駆け抜けて5点差に詰めたが、すぐに突き放され、14-33で敗れた。
 日本は9位以下のトーナメントへ回ることとなり、12日(最終日)の初戦はボウル準々決勝でアメリカと対戦する。


<セブンズワールドシリーズ 2014-15 第1戦・ゴールドコースト大会 プール戦結果>

POOL



<セブンズワールドシリーズ 2014-15 第1戦・ゴールドコースト大会 最終日 初戦カード>

【カップ準々決勝(1~8位チーム)】
・ニュージーランド vs. イングランド
・フィジー vs. ウェールズ
・アルゼンチン vs. サモア
・南アフリカ vs. オーストラリア

【ボウル準々決勝(9~16位チーム)】
・フランス vs. カナダ
・スコットランド vs. アメリカ領サモア
・日本 vs. アメリカ
・ケニア vs. ポルトガル


<セブンズワールドシリーズ ランキングポイント>

・カップ優勝(22点)  ・カップ準優勝(19点)  ・カップ3位(17点)  ・カップ4位(15点)
・プレート優勝(13点)  ・プレート準優勝(12点)  ・プレート準決勝敗退(10点)
・ボウル優勝(8点)  ・ボウル準優勝(7点)  ・ボウル準決勝敗退(5点)
・シールド優勝(3点)  ・シールド準優勝(2点)  ・シールド準決勝敗退(1点)


<HSBC セブンズワールドシリーズ 2014-2015>

【Round 1】 2014年10月11~12日/ゴールドコースト大会(オーストラリア)
【Round 2】 2014年12月5~6日/ドバイ大会
【Round 3】 2014年12月13~14日/ポートエリザベス大会(南アフリカ)

【Round 4】 2015年2月6~7日/ウェリントン大会(ニュージーランド)
【Round 5】 2015年2月13~15日/ラスベガス大会(アメリカ)
【Round 6】 2015年3月27~29日/香港大会

【Round 7】 2015年4月4~5日/東京大会(日本)
【Round 8】 2015年5月9~10日/グラスゴー大会(スコットランド)
【Round 9】 2015年5月16~17日/ロンドン大会(イングランド)

【現地リポ】 男子セブンズ日本代表 ワールドシリーズ第1戦初日レビュー

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ゴールドコーストセブンズ初日、日本は3戦3敗でプールA4位となった。
写真はフランス戦でトライを奪う桑水流裕策(撮影:出村謙知)


 10月11日、HSBCセブンズワールドシリーズ(SWS)2014-2015第1弾となる豪州大会(ゴールドコーストセブンズ)が開幕。15チームからなるコアチームの一角として迎える初のSWSとなった男子セブンズ日本代表は、プールAでサモア、ニュージーランド、フランスと対戦し、3戦3敗。プールA4位となり、大会2日目のボウル準々決勝でアメリカ(プールD3位)と対戦することになった。
 「厳しい戦いになるのは覚悟している」
 豪州入りする前に瀬川智広ヘッドコーチが語っていたとおり、世界のセブンズ最先端の現実を突きつけられるような、コアチームとして迎える初陣となった。

 9月30日から10月2日、韓国の仁川で行われた第17回アジア大会で金メダルを獲得したメンバーから8人が入れ替わり、再び「ゼロではなくマイナスから」(同HC)のチームづくりを余儀なくされた。
 しかも、チームで合わせるのは豪州入りしてから数日。
 新しく加わったメンバーはセブンズ経験が皆無だったり、久しぶりだったり。瀬川HCが「ぶっつけ本番」と、自嘲するしかなかった状態でいきなり強豪国から金星を挙げられるほどSWSが生易しい大会でないことは明らかだった。

 初戦の相手はサモア。
 日本はいきなり相手キックオフをキープして、最後は坂井克行主将が先制トライ(59秒)。幸先のいいスタートを切ったものの、その後は後半5分までにサモアに6連続トライを許す一方的な展開に。
 終了寸前にレメキ ロマノ ラヴァが意地のトライを返したものの、最終スコアは14-40。
 奪われたトライのほとんどが、自分たちのミスやブレイクダウンでのターンオーバーでボールを奪われた後、一気にトライまで持っていかれたもの。
 「このレベル相手に小さなミスが出ると、そこからカウンターされてしまう。もう一度、ボールを大切にプレーするということを徹底して、そのためにはサポートをしっかりやっていかないといけない」
 瀬川HCはサモア戦後、そう修正点を語っていたが、続くNZ戦でもまったく同じパターンでトライの山を築かれ、0-59での惨敗に。

 3試合目のフランス戦は、2戦目までと比べると、日本がボールをキープして攻める時間帯も多くなり、前半終了間際に粘りに粘って攻め続けて桑水流裕策が飛び込み、後半早々にも「少しキックを使ってみようというプランだった」という羽野一志のキックを追った長野直樹が難しいバウンドをうまくキャッチして連続トライ。
 この時点で14-19と5点差となったことで、多くが仮装するセブンズモードの観客席も大いに盛り上がったが、日本の健闘もここまで。
 前半、やはり自分たちのミスやブレイクダウンでのターンオーバーから試合開始早々にフランスに主導権を奪われ、追い上げた後半もあっさりとトライラインを明け渡すなど、勝負どころで粘ることができずに最終スコアは14-33。

 「コアメンバーからも厳しいとは聞いていたが、2戦目のニュージーランドをはじめレベルの高さを実感している」と、新たに加わったメンバーの心境を代弁するのは、フランス戦でトライを奪った長野。
 一方、コアメンバーで経験抱負な桑水流も「(アジア大会からは)気持ちは切り替えていたつもりだったが、このレベルだと、ブレイクダウンでもひとつも手を抜けない。その中で自分自身ももっと成長していかないといけない。フランス戦ではブレイクダウンでボールが出るようになったし、良くなっている部分もたくさんある」とも。

 確かに、前述の長野がフランス戦ではトライ以外にも、サモア戦では勝負できなかった1対1の場面で勝負するなど、3試合の中で経験の少ない選手たちが成長を見せたのも確か。
 「相手との間合いなど、少しずつセブンズのプレーがわかってきた」(長野)

 「いかにポゼッションが大事かということと、ミスが少ないチームが勝つということを学んだ3試合だった」
 坂井主将が総括したとおり、初日に経験した厳しさを生かして、2日目はコアチームとして初の1勝を目指すことになる。
(文:出村謙知)

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