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「スパゲッティのような腕…」 エディーが高校日本代表候補にゲキ! 

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目を光らせる知将エディー・ジョーンズ(撮影:松本かおり)


 日本代表のエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(HC)が12日、U18(18歳以下)タレントIDユースキャンプの練習を指導。参加選手の意識改革を促した。11月にマオリ・オールブラックスとのゲームや欧州遠征を控えるジャパンについても言及し、「たくさん、やることはあります」と話した(東京・東芝グラウンド)。

 同キャンプにはFLハンセン平(玉川学園)、SO矢澤蒼(御所実)、WTB桑山聖生(鹿児島実)ら、サイズや身体能力を重視して選ばれた高校日本代表候補が参加。沢木敬介、スティーブ・ボースヴィックら代表のコーチ陣が指導を進めるなか、ジョーンズHCも要所で選手にアドバイスを重ねた。午前練習後の円陣では、選手の身体つきを見てか「こんなスパゲティみたいな腕では…」と苦言を呈した。

「2019年、日本のワールドカップ(W杯)の準々決勝。8万人の観衆の前でニュージーランドと試合をする。それにはいまから準備をしなければいけない。1週間に4回、ウェイトをやらないということは、本気でインターナショナルプレーヤーになろうとしていないということです。次に会う時は、スパゲティみたいな腕じゃなくなっていてください。約束できますか?」

 グラウンド脇で取材に応じても、「現状では、このなかに2019年にプレーできる選手は1人もいません」と断言。「ただ、可能性はある。準備、練習方法を変えていかないと」とも続けた。

 W杯のイングランド大会を1年後に控え、日本代表についても発言。ジャパンXVとして臨む11月1、8日のマオリ・オールブラックス戦(それぞれ兵庫・ノエビアスタジアム神戸、東京・秩父宮ラグビー場)に向けた候補合宿(9月21~23日/東京・キヤノンスポーツパーク)を間近に控えるが、HO有田隆平(コカ・コーラ)、CTB山中亮平(神戸製鋼)ら久々の復帰選手や現体制下での初選出選手を招集している。以前の「35人(W杯メンバーの候補)は決まっている」という発言との整合性を踏まえ、理由をこう説明した。

「スコッドのなかで争いをして欲しいという考えがひとつ。また、新しいメンバーがいまどんなパフォーマンスをするのかも確認したいです。本当にいいプレーをしないと、マオリ戦のメンバーに入るのは難しい。ただ、ポテンシャルは見ています。(その後の)ヨーロッパツアーでは違うメンバーが見たいかもしれません。そこはいま、考え中です」

 今回のU18TIDユースキャンプは6回あるうちの2回目で、14日まで続く。第3回は12月23~25日にあり(場所未定)、直後の全国高校ラグビー大会(大阪・近鉄花園ラグビー場)に参加しない選手が対象となる。
(文:向 風見也)


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