スコットランドラグビー協会は27日、今季ハイネケンカップ(欧州最強クラブ決定大会)で決勝進出を果たしたクレルモン・オーヴェルニュ(フランス)の指揮官、ヴァーン・コッター氏を、スコットランド代表の次期ヘッドコーチに選任したと発表した。
コッター氏はニュージーランド出身の51歳。選手時代はNO8としてプレー。1999年からコーチングキャリアをスタートさせ、母国のベイ・オブ・プレンティやクルセーダーズで経験を積み、2006年からクレルモンで指揮を執っている。
2015年ワールドカップに向けて再建計画を進めたいスコットランド代表だが、コッター氏は2013-14シーズン終了まではクレルモンでの仕事を続ける予定で、スコットランド代表ヘッドコーチとしてフルタイムで働けるのは来年6月からとなる。それまでは、今年のシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)で暫定的ヘッドコーチを務めていたスコット・ジョンソン氏(現ディレクター)が手綱を握り、チームを作り上げていく。
日本代表が2015年ワールドカップのアジア予選を突破すれば、本番ではスコットランド代表と同じプールに入ることが決まっており、大きく変わろうとしているライバルの動向が注目される。
なお、日本代表は今年11月9日にアウェーでスコットランド代表とテストマッチを行う。