ユーティリティBKの松島幸太朗。日本代表でFBとして出場するのは今回が初となる
(撮影:松本かおり)
カナダに遠征中の日本代表は6月11日(日本時間12日)、バンクーバーのBCプレイススタジアムで、ワールドランキング18位のカナダ代表とテストマッチをおこなう(日本は10位)。2005年5月に秩父宮で黒星を喫したのを最後にカナダには7試合連続で負けていない(5勝2分)日本だが、2年前に敵地でおこなわれた試合は前半を16点リードされて苦戦しており(ファイナルスコア:34-25)、今回もタフな試合になりそうだ。
日本代表の指揮を執るのはマーク・ハメット ヘッドコーチ代行(サンウルブズ ヘッドコーチ)。
6月のテストシリーズでキャプテンを務めるHO堀江翔太など10選手はツアーに参加しておらず、先発15人のうち昨秋のワールドカップメンバーは7人となった。ゲームキャプテンを務めるのは副将のCTB立川理道。右肩を負傷した五郎丸歩が不在のなか、ワールドカップでは4試合すべてWTBでプレーした松島幸太朗が15番を着る。
サンウルブズでも奮闘しているFL細田佳也、WTB笹倉康誉、WTBパエア ミフィポセチはスターティングメンバーに名を連ねて初キャップとなり、同じくスーパーラグビーで成長しているSH茂野海人と帝京大学4年のSO/FB松田力也はベンチ入りで日本代表デビューとなりそうだ。
NO8堀江恭佑は2年ぶりに桜のジャージーを着てプレーする。
対するカナダ代表は、スターター15人のうち10人が昨年のワールドカップメンバー。ヨーロッパで長年プレーしている37歳のベテランLOジェイミー・カドモア(ワールドカップ4大会出場)がキャプテンを務め、71キャップのNO8アーロン・カーペンターも打倒ジャパンの先頭に立つ。
< 2016年6月(対 カナダ戦) 日本代表 試合登録メンバー>
1.稲垣啓太(パナソニック) 2.木津武士(神戸製鋼) 3.畠山健介(サントリー) 4.宇佐美和彦(キヤノン) 5.小瀧尚弘(東芝) 6.細田佳也(NEC) 7.安藤泰洋(トヨタ自動車) 8.堀江恭佑 (ヤマハ発動機) 9.田中史朗(パナソニック) 10.田村優 (NEC) 11.笹倉康誉(パナソニック) 12.立川理道(ゲームキャプテン/クボタ) 13.ティム・ベネット(キヤノン) 14.パエア ミフィポセチ(NTTドコモ) 15.松島幸太朗(サントリー)
〔リザーブ〕
16.森太志(東芝) 17.三上正貴(東芝) 18.垣永真之介(サントリー) 19.谷田部洸太郎(パナソニック) 20.金正奎(NTTコミュニケーションズ) 21.茂野海人(NEC) 22.小野晃征(サントリー) 23.松田力也(帝京大学4年)