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ジョーンズHC「力を証明する場を与えたい」 香港戦で村田毅が初先発

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会見で笑顔を見せる日本代表のエディー・ジョーンズHC(撮影:松本かおり)


 ベストの23人を選んだ。
 きっぱりとそう言った指揮官は、その後、3人の選手の名を挙げて選考理由を口にした。
「山田(章仁/WTB)は練習のために呼び戻したが、彼の力をあらためて試合で見てみたい思った。松井(千士/WTB)は、もう一度どれだけやれるか見たい。ワールドカップのメンバーに残る可能性を秘めている。村田(毅/FL)はこの機会を与えられる努力をしてきた」
 4月30日、アジアラグビーチャンピオンシップ2015の日本代表にとっての第2戦、リポビタンDジャパンシリーズ 対香港代表戦の出場予定メンバーが発表された。記者会見に臨んだエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(以下HC)は、「一つひとつの試合を単独では考えていない」と話し、チーム力を高めている途中にあることと、ワールドカップメンバーに入るための選手たちの争い、選手選考が各ポジションで続いていることを伝えた。

「香港は何がなんでもゲームをスローにすることをやってくるだろう。でも、私たちもやりたいことがいくつもある。そういうこともワールドカップへの準備となる」と言ったジョーンズHCは、それでも「(香港用に)特別にやることはない」と続けた。セットプレーを安定させるとか、はやく、低いプレーをたくさん、精度高くやるとか、ジャパン・ウェイを追求することに変わりはない。しかし、この時期に重要なことのひとつにセレクションがある。
「WTBはいま6人いますが、(ワールドカップでの)枠は3つでしょう。フロントローは9人いますが、その全員にプレー時間、アピールする機会を与えています」
 競争が繰り広げられている。

 その中で、ジョーンズ指揮官が高く評価したのがFL村田毅だ。熱き7番の起用については「フィジカル面で強い。ラインアウトのジャンピングスキルも高い」と話し、取り組む姿勢についても「力を証明する場を与えたい」と称賛した。
 韓国戦では後半35分からの出場と、ピッチに立った時間は短かった。やっと巡ってきた初キャップの栄誉にも、本人は、「キャップ獲得というよりは、ようやく皆と同じスタートラインに立てたという感じ」と落ち着いていた。ジョーンズHCは、その秘めた闘志に期待を寄せている。

 チームの進化と、個々の強い意志を見たい指揮官は、韓国戦からの2週間について、「イングランド視察等もあり時差に苦しんでいる者もいますが、タフなトレーニングをやってきた。完璧ではないかもしれないが、いい試合をやってくれるはず」と語った。今季初のホームでの試合。選手たちはボスとファンの期待に答えられるだろうか。

1 三上正貴
2 木津武士
3 畠山健介(C)
4 トンプソン ルーク
5 伊藤鐘史
6 アイブス ジャスティン
7 村田毅
8 ホラニ龍コリニアシ
9 日和佐篤
10 立川理道
11 山田章仁
12 田村優
13 カーン・ヘスケス
14 松井千士
15 五郎丸歩

16 長江有祐
17 有田隆平
18 垣永真之介
19 宇佐美和彦
20 ヘイデン・ホップグッド
21 内田啓介
22 廣瀬俊朗
23 藤田慶和


アタアタ&テビタの目黒学院コンビは東海大へ 早速「頼りにしてます」との声

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東日本大学セブンズで活躍した東海大のテビタ・タタフ(撮影:佐々木譲)


 トンガ出身で東京・目黒学院高で活躍したFL/NO8テビタ・タタフとSO/CTBアタアタ・モエアキオラは、今春、東海大に入学。早速、木村季由監督に「ただのパワープレーヤーじゃない。勤勉です」と評価されている。20歳以下(U20)日本代表候補としても、6月の大一番を見据える。

 ともに目黒学院高時代から存在感を示し、周囲の勧めもあり東海大入り。第16回東日本大学セブンズ選手権大会で、2人は大学生としての初舞台を踏んだ。いずれも持ち前の突破力を発揮し、チームは4季ぶりの優勝を果たした。

 身長183センチ、体重107キロのFL/NO8タタフは、U20日本代表の中竹竜二ヘッドコーチ(HC)から「常にボールを持ってゲインをきろうという意識が強い。ハードワーク、してました」と評価されるファイター。謙虚に、未来を見据える。

「(チームの)寮生活にも最近、慣れてきた。先輩たちも皆、優しくて。負けたくない気持ちがある。だからチームのためにボールを前に運んだり、ディフェンスをしたり…。去年より、今年がいいというプレーヤーになりたい」

 身長186センチ、体重99キロのSO/CTBモエアキオラは笑顔を絶やさない。横を通る他の部員に「本当かよ」と茶化されながら、こう話していた。

「いい先輩たちがいて、ラグビーも楽しい。ランも、パスも好きです。東海大学でレギュラーになって、日本一になりたい」

 5月17日、神奈川・東海大グラウンドで関東大学春季大会の初戦(対明大)を迎える。指揮官から「勤勉」と謳われる2人を、FL藤田貴大主将はこう見つめていた。

「テビタはまじめ。アタアタは、普段は結構、リラックスしている? …まぁ、でも、やるとこはやる。これから、頼りになります」

 一方、20歳以下(U20)日本代表候補は5月、オセアニアジュニアチャンピオンシップに挑戦する。ニュージーランド、オーストラリア、サモアのU20代表とぶつかる。そして6月、U20チャンピオンシップ(イタリア)に挑む。同年代世界一を争う戦いで、予選同組のU20ウェールズ代表をターゲットとしている。タタフが「嬉しいのは、日本のチームに入っていろんな国と戦えることです。日本でプレーしたい」と言えば、モエアキオラはこうだ。

「(目標は)日本代表になって、世界で戦うこと」
(文:向風見也)

U20日本代表×U20ニュージーランド代表戦 悪天候であすに延期

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 U20日本代表も出場する「オセアニア ラグビー ジュニアチャンピオンシップ 2015」は、本日5月1日に第1節の2試合がおこなわれる予定だったが、開催地・ゴールドコースト(オーストラリア)が豪雨と強風による悪天候のため、あす土曜日に延期となった。オーストラリアラグビー協会が発表した。
 大会には、日本、ニュージーランド、オーストラリア、サモアのU20代表が参加しており、日本は初戦でニュージーランドと対戦する(5月2日・現地時間13時キックオフ/会場:ボンド大学)。

前パナソニックのPR河野と前近鉄のCTBイエロメ、ドコモ入り

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河野悠輝(左)とイエロメ ジェフリー剛(撮影:BBM)


 トップリーグに属するNTTドコモレッドハリケーンズは5月1日、昨季までパナソニックワイルドナイツでプレーしていたPR河野悠輝(30歳)と、近鉄ライナーズを退団したCTBイエロメ ジェフリー剛(32歳)の加入を発表した。

ジャパン合流初戦 豪州から一時帰国中の山田「ボールをもらえるように」

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香港戦でも山田章仁の笑顔が見られるか(撮影:松本かおり)


 南半球最高峰であるスーパーラグビーのフォース(オーストラリア)に在籍するWTB山田章仁が2日、ラグビー日本代表としての今季初陣に挑む。東京・秩父宮ラグビー場でのアジアラグビーチャンピオンシップ(ARC)の香港代表戦に背番号11をつけて先発。4年に1度のワールドカップ(W杯・イングランド)を9月に控え、こう意気込む。

「W杯に出ることはもちろんですけど、W杯で活躍できるようになりたい」

 4月下旬の約1週間、日本代表の宮崎合宿へ合流。フォースの試合出場メンバーがニュージーランド遠征をおこなうなか、出番を得られぬWTB山田は「代表で、しっかりとトレーニングをしたい」と考えたのだ。帰国するや、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(HC)と面談。話し合いの末、もともと4月30日だった離日のスケジュールを後ろ倒しにした。

 5月1日、試合会場での前日練習後。報道陣の前に現れ、ハードワークを誓うのだった。

「とりあえずチャンスをいただけたので、がんばるだけ。トライを取る。ボールを持ってしっかりと走る。それがWTBの仕事ですので。(ジョーンズHCが)使いたくなるようなプレーをしたいです。(もっとも意識するのは)ボールタッチ、ですね。ボールをもらえるように、走ります」

 3日にはパースへ戻る。フォースの本拠地だ。再びスーパーラグビーデビューに挑むWTB山田は、「(周りとの)特に大きな力の差は感じない」。しかし、公式戦には出られない…。このジレンマを「しょうがないです」と受け入れている。

「月曜日(4日)からしっかりと練習する。やれる自信はあるので、チャンスが回ってきた時にはしっかりと。焦って試合に出れたら焦るんですけど、なかなかそういうものでもなさそうなので。やれることをしっかりやって、その時を待ちたいですね」

 日本代表の首脳陣から渡されたスピード強化トレーニングや、フォースの首脳陣に作成を頼んだ特別メニューをこなす。淡々と心身を整える。
(文:向風見也)

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香港戦前日、記者たちの質問に答える山田章仁(撮影:向風見也)

リオ五輪アジア予選日程発表。男子は11月7、8日。女子は2ラウンド制。

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コアチーム残留と五輪出場を手にしたい男子セブンズ日本代表。
写真は坂井克行主将。(撮影/松本かおり)



 2016年のリオデジャネイロ五輪から正式競技として採用されるセブンズ・ラグビー。男女とも、セブンズ・ワールドシリーズの2014-2015シーズン通算成績のトップ4が自動的に出場権を手にすることはすでに決まっている。それ以外の、世界各地での予選スケジュールが発表された(5月1日)。

 アジア最終予選は11月におこなわれる。
 男子の予選は11月7日、8日。香港で開催される。翌週に予定されているトップリーグの開幕前におこなわれるだけに、最強メンバーでの参戦が期待される。
 女子は2ラウンド制でおこなわれる。まず11月7日、8日に香港で戦いが繰り広げられた後、11月28日、29日には東京で決戦だ。2ラウンドの総合成績で決められる。

 リオ五輪への出場チームは男女12チームずつ。前述のセブンズ・ワールドシリーズのトップ4に加え、アフリカ、アジア、南アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、北アメリカ&カリビアンという6地域の代表に、最終予選勝者(6地域の2位以下、計16か国で争う予定)と開催国(ブラジル)となっている。


「この試合で21%まできた」。ジャパン、香港に41-0も加速せず。

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先制トライを含む2トライを決めたWTB山田章仁。(撮影/松本かおり)



 41得点は不満だろう。零封も、完全に封じ込んだわけではない。そんな心境を指揮官は、こう表現した。
「大きなステップではないけれど、いいステップを踏めた」
 アジアラグビーチャンピオンシップ2015 、日本代表の第2戦となる香港代表戦が5月2日に秩父宮ラグビー場でおこなわれ、日本代表が41-0で勝った。

 先制トライを奪うまで15分かかった。前半の40分で3トライ、19点しか奪えなかった。スクラムまわりを中心に、前半だけで10も反則をとられたこともあるが、ハンドリングミスでリズムにのれなかったのも原因だ。それでも、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは「雑なところもあったが、選手たちの意図を感じるプレーが多く見られた」と評価した。
「(4月18日の韓国戦を終えた後)イングランド視察に行き、戻ってきた。選手の中には時差ぼけで苦しんでいる選手もいます。さらにハードなトレーニングも続けた。その状況の中で、すべては成し遂げられなかったが、いい方向へは進んでいる」

 きょうのベストトライは後半8分のWTB山田章仁のトライだったか。香港陣10mライン付近で相手の攻撃を止め続けていたジャパンは、タックルからターンオーバーに成功すると、すぐに展開した。
 ほぼ中央から、左へボールが運ばれる。多くの選手が反応し、タッチライン際を駆け上がった山田にラストパス。ヘッドコーチも「(試合を通じて)ターンオーバー後のリアクションは良かったと思う」と言った。また、スペースを見つけたSO立川理道やCTB田村優が判断よくキックを蹴り込み、周囲をチェイスさせたプレーについても、「バリエーション増やすことを求めている中でいい判断だった」と語った。

 選手の入れ替えを早め、早めにおこない、チームの構築とセレクションを同時に進めていることをハッキリと示したジョーンズHCはワールドカップまでの道のりを問われると、こう答えた。
「韓国戦が20%とすると、今日の試合で21%まで来ました。これから毎日1%ずつ高めていくと、(ワールドカップ初戦の南アフリカ代表戦がおこなわれる)9月19日には100%になるはずです」
 もどかしさ。そして期待と自信。いまはまだ、そのどれも突出はしていない状況だ。


5月3日、21時30分は『藤島大の楕円球にみる夢』。有賀剛登場!

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父の日本代表時代の活躍が載ったラグビー誌を手にする有賀剛さん。


 ゴールデンウイーク中だって、耳はこちらへ。『藤島大の楕円球にみる夢』、5月のゲストはサントリーの有賀剛さんだ。サントリーサンゴリアスで10年目のシーズンを迎えるフルバックに迫る。

 1983年、山梨県生まれ。中学3年まで競泳選手としてジュニア世代を代表する活躍を重ねるも、高校でラグビー部へ。父親の健さんは、息子が入学する前年まで日川高校ラグビー部の監督を16年間務めていた。父もラグビー日本代表と活躍した名選手。親子二代で桜のエンブレムを胸に抱いた。

 高校1年生で花園に出場するも、「これが入れば逆転」というキックを外してラグビーに対する姿勢を変えた。関東学院大学在学中は黄金時代だった。2005年度、ラストイヤーには主将を務める。2年時には、4年生だった霜村誠一(現・パナソニック)らと大学日本一に輝いた。

 清宮克幸やエディー・ジョーンズというサントリーを率いた名将のラグビーについて話し、昨季を振り返る。サントリーでは過去に6年間バイスキャプテンを務めるなど、チームをまとめる存在だ。日本代表キャップは18。サントリーのラグビーを大いに語る。また今回はゲストトークのほか、ラグビーのアジアチャンピオンシップ香港戦の模様、「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」の話題などもお届けする予定。

 なお、ゲストのリクエスト曲など音楽は、オンエアだけの企画だ。5月10日(日)の夜9時30分には再放送がある。お楽しみに。



【ラジオの聴き方】
『藤島大の楕円球にみる夢」は、「ラジコ」を利用してパソコンやスマートフォンで全国無料にて聴くことができる。
・PCの場合: http://radiko.jp/#RN1 にアクセスし「ラジオNIKKEI第1」を選局する。
・スマホの場合: 「radiko.jp」のアプリをダウンロードして、「ラジオNIKKEI第1」を選局する。
・受信機: 短波の受信できるラジオで「ラジオNIKKEI第1」を選局する。
・その他: ポッドキャストとオンデマンドで4日の午後に特別版を配信予定。

 詳しくは、番組サイトへ(http://www.radionikkei.jp/rugby-radio/ )。




オセアニアジュニア選手権 U20日本代表は初戦でNZに完敗

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 悪天候により延期となっていた「オセアニア ラグビー ジュニアチャンピオンシップ 2015」が、5月2日にオーストラリアのゴールドコースト(ボンド大学)で開幕し、U20日本代表は初戦でU20ニュージーランド代表に0-75で大敗した。
 6月のワールドラグビーU20チャンピオンシップで4年ぶりの王座奪還をめざす“ベイビーブラックス”を相手に、日本のヤングスターたちは何度かゴールに迫ったものの、トライを取りきれなかった。

「最初に先制しようと(テーマを)スコアファーストと掲げたが、うまくいかず、後手を踏んだ。課題であるターンオーバーからの失点が多くて、良い形でゴール前まで行ったのにトライを取れず、逆に取られてしまった」と中竹竜二ヘッドコーチ。それでも、スクラムやラインアウトで奮闘し、「セットプレーに関してはかなりプレッシャーをかけることができた」と成果を口にした。

 キャプテンのHO堀越康介(帝京大)は、「スパークのところでのコースの切り替えの速さなど、こういう(強い)相手にはしっかりと対応していかなければいけないと感じた。また、後半途中までは敵陣でプレーしていて、スコアできるチャンスがたくさんあったが取りきれなかった。これから改善していけば(トライを)取りきれることがわかったので、次のオーストラリア戦に向けて取り組んでいきたい」とコメントしている。

 今大会には4チームが参加しており、第1節のもう1試合はU20オーストラリア代表がU20サモア代表を33-10で下している。
 次節は3日後(5月5日)。日本は同会場でオーストラリアと対戦する。

常翔学園、京都成章、御所実がワールドユース8強入り! 東福岡はA組最下位

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8強入りした御所実業。写真は大会2日目の豪・ブリスベンボーイズカレッジ戦より
(撮影:Hiroaki.UENO)


 9か国・地域の強豪高校が福岡のグローバルアリーナに集い、熱戦が繰り広げられている「サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2015」は、5月2日までに予選リーグの全試合がおこなわれ、準々決勝に進出する8チームが決まった。

 国内勢で8強入りしたのは3チーム。常翔学園(大阪)、京都成章(京都)、御所実業(奈良)がプール2位通過で優勝争いに残った。2日、プールBの常翔学園は尾道(広島)に40-7で快勝し、京都成章は佐賀工業(佐賀)とのC組2位決定戦に27-3で勝利、プールDの御所実は長崎北陽台(長崎)に26-17で競り勝っている。

 昨季全国タイトル3冠獲得を遂げ、今春の全国高校選抜大会でベスト8だった地元チームの東福岡は、1勝1敗で迎えたプールAの最終戦で流経大柏(千葉/選抜ベスト4)に21-24で逆転負けし、まさかのプール最下位で9~16位トーナメントへ回ることとなった。
 同組2位通過は昨年のロシア王者であるエニセイ-STM。エニセイは大会2日目に東福岡を苦しめながら17-19で敗れており、1勝2敗で日本勢と並んだものの(同組では南アフリカのポールルースジムナジウムが全勝)、ボーナスポイントの差でロシアチームが上回り、東福岡と流経大柏は8強入りを逃した。
 ロシアのチームがこの大会に参加するようになったのは2013年の第14回大会からで、そのときも出場していたエニセイ-STMの最終順位は13位だった。2011年にラグビーワールドカップ初出場を果たしたロシアの若い選手たちが育ってきている証拠だ。

 順位決定トーナメントは3日から6日までおこなわれる。


<サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2015/予選リーグ結果>

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※ 予選リーグの順位決定は勝点制を採用。勝ち:4点、引き分け:2点、負け:0点。
※ 4トライ以上獲得、または、7点差以内の負けでボーナスポイント1点が与えられる。
※ 同リーグで2チームが勝点で並んだ場合、当該チーム対戦の勝者が上位。


<サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2015/順位決定トーナメント>
▼1~8位決定トーナメント 1回戦(5月3日)
・11:00 ポールルース(南アフリカ) vs. 御所実(奈良)
・12:20 トルロ(イングランド) vs. 京都成章(京都)
・14:00 スコッツ(ニュージーランド) vs. 常翔学園(大阪)
・15:20 ブリスベン(オーストラリア) vs. エニセイ(ロシア)

▼9~16位決定トーナメント 1回戦(5月3日)
・11:00 流経大柏(千葉) vs. ペクシン(韓国)
・12:20 尾道(広島) vs. アールマリオット(カナダ)
・14:00 佐賀工(佐賀) vs. ジエングオ(中華台北)
・15:20 長崎北陽台(長崎) vs. 東福岡(福岡)

テストマッチ初先発で「手応えと反省」 村田毅、刺さる人として「差別化を」

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日本代表の7番を着てスクラムを押す村田毅(撮影:松本かおり)


 テストマッチ(国同士の真剣勝負)で初先発も、前半39分で退いた。エディー・ジョーンズ ヘッドコーチによれば「選手のバリエーションを試したかった」。29分にはFW第1列の選手2名がメンバーチェンジされたことを受け、本人は「ちょっと、きょうは厳しいな」と察してしまっていた。

「正直、もっと、出たかった。(直前に犯した)ペナルティが印象悪かったかな…。チャンスをもらっている身なのに」

 2日、東京・秩父宮ラグビー場。アジアラグビーチャンピオンシップ(ARC)の香港代表戦に、FL村田毅が背番号「7」をつけて登場した。身長185センチ、体重103キロ。2012年に代表入りも、今季、久々の復帰を果たしたところだった。4月18日、仁川で韓国代表とおこなったARC初戦(○56-30)に続き、2戦連続で出場機会を得た。

「他のバックローと同じスタイルでやろうとは思っていない。求められているものは出そうとした。時間は短かったけど…」

 交代を告げられるまでは、持ち味を示した。目の前のラックに身体をねじ込み、タックルを重ねた。しかし、自らに課すハードルは高かった。

「(持ち味を)発揮するチャンスもあったので嬉しかったけど…。手応えと、反省という感じですかね。このチームのラグビーをやるには、もっとフィットネスが必要。きょうの試合ですごく、そう思いました。他のFWより圧倒的に走れなきゃいけないのに」

 これで2キャップ(テストマッチ出場数)目を獲得したFL村田だが、「チャンスはそんなに多くはない」。誰よりもそう、自覚する。バックロー(FLを含めたFW第3列)には腕力とパワーに長けた外国出身選手が並び、間もなくリーチ マイケル主将やツイ ヘンドリックなどスーパーラグビー(南半球最高峰リーグ)でプレーする選手も戻ってくる。9月のワールドカップイングランド大会へ。指揮官から「ラインアウトのジャンピングスキル」も評価される慶大出身の26歳は、こう先を見据えるのだった。

「…切り替えて、次の練習からやっていくだけ」
(文:向 風見也)

リーチが3トライ目! しかしチーフス惜敗で首位との差開く

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フル出場したチーフスのNO8リーチ(右から2人目)。リーダーシップも発揮している
(Photo: Getty Images)


 2年ぶりのスーパーラグビー優勝をめざすチーフス(ニュージーランド)で存在感を増し続けている日本代表主将のリーチ マイケルは、5月2日にメルボルン(オーストラリア)でおこなわれたレベルズ戦で、自身にとってのスーパーラグビー3トライ目を挙げるなど奮闘したものの、チームは15-16で敗れた。

 7試合連続の先発出場となったリーチは、6点を追う後半28分、ゴール前の密集でボールを拾い上げてから素早く突っ込んでライン上に押さえ、1点差に詰めるトライを挙げた(SOダミアン・マッケンジーのコンバージョンキックはポストに当たって逆転ならず)。
 さらにリーチは終盤、自陣深くでの相手ボールラインアウトをスチールしてチームをピンチから救う活躍をしたが、主将のFLリーアム・メッサムをシンビンで欠いていたチーフスのその後のアタックは実らず、結局、1点差で惜敗となった。

 チーフスはプレーオフ進出圏内のトップ6には入っているものの、連勝は4でストップし、8勝3敗(勝点38)となって首位ハリケーンズ(勝点43)との差が開いた。
 一方のレベルズは、2011年の参入以来、チーフスを倒したのは初めて。今季からレベルズに新加入した日本代表PRの稲垣啓太は、この試合のメンバーには選ばれず、リーチとの対戦でスーパーラグビーデビューとはならなかったものの、スタンドで観戦し、チームの歴史的勝利を喜んでいた。レベルズは5勝5敗(勝点24)で、初のプレーオフ進出の可能性はまだ十分ある。

 また、ハイランダーズに所属するSH田中史朗は1日にホーム(NZ・ダニーデン)でおこなわれたシャークス戦に後半から出場し、48-15の勝利に貢献している。7勝3敗(勝点33)となったハイランダーズも、上位6位以内をキープした。

豪華スター軍団のトゥーロン、史上初の欧州3連覇!

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3季連続で欧州チャンピオンとなったフランスのトゥーロン(Photo: Getty Images)


 欧州最強クラブを決める「ヨーロピアンラグビー チャンピオンズカップ 2014-2015」の決勝戦が、現地時間5月2日にイングランドのトゥイッケナムでおこなわれ、昨季王者のトゥーロンがクレルモン・オーヴェルニュとのフランス勢対決を24-18で制し、優勝した。前身大会のハイネケンカップから数えて、史上初となる欧州3連覇の偉業達成である。
 
 序盤、相手にPGを重ねられたトゥーロンだが、ハーフタイム前にCTBマチュー・バスタローがトライを決め、16-11で折り返した。51分(後半11分)にはFBリー・ハーフペニーが右足で加点し、8点差に。クレルモンは62分にFBニック・アベンダノンがチップを使った鮮やかなカウンターで得点し、ゴール成功で1点差に迫ったものの、69分、トゥーロンのWTBドリュー・ミッチェルが右サイドを突破して6人のディフェンダーを振り切り、貴重な追加点を挙げた。
 クレルモンはラストアタックで敵陣22メートルライン内に入ったものの、相手の堅守を崩せず、SOカミール・ロペスがキックパスを放って逆転劇を狙ったが、ボールを確保したのはトゥーロンのWTBブライアン・ハバナで、まもなく試合終了の笛が鳴った。

 元イングランド代表SOジョニー・ウィルキンソンらを抱えて2012-2013シーズンに初めて欧州チャンピオンとなったトゥーロン。リッチなオーナー(ムラド・ブジェラル会長)はフランス代表選手だけでなく、ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、イングランド、ウェールズ、アルゼンチン、イタリア、グルジア、アメリカからも一流選手を集め、世界一豪華なスター軍団を作り上げ3連覇を達成した。
 主将を務めた元オールブラックスPRのカール・ハイマンや、同じく元ニュージーランド代表のLOアリ・ウィリアムズ、元南アフリカ代表のLOバッキース・ボタはいずれも、大仕事を成し遂げ今季限りで引退するが、来季はオーストラリア代表のSOクウェイド・クーパーなどが加入するのではないかと言われており、黄金時代はまだまだ続くかもしれない。

 なお、下部大会の「ヨーロピアンラグビー チャレンジカップ 2014-2015」は、5月1日におこなわれた決勝でグロスター(イングランド)がエディンバラ(スコットランド)を19-13で下し、優勝している。

【関東大学春季大会】拓大、11トライ、65点で日体大を一蹴。

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拓大は後半11分、PR堀圭介がトライ。遠藤監督が期待したプレーだった。
(撮影/見明亨徳)



 第4回関東大学春季大会のグループC、拓殖大×日本体育大が5月3日、拓大グラウンドでおこなわれた。2013年度に下部リーグに転落したものの、1年でリーグ戦1部と対抗戦Aに復帰した同士の対戦。前半からセットプレー、ブレイクダウンで制した拓大が65-28(前半22-7)で勝ち、今季初戦で1勝目を挙げた。日体大は1勝1敗(前戦は明学大に50-21で勝利)。

 試合前、拓大・遠藤隆夫監督が「今日はブレイクダウンでどれだけできるかにポイントを置きたい。去年、下のリーグで試合をして適当なままでも勝てていた。上はそうはいかない。今年はセットプレーを強くしてボールを大きく動かすラグビーをする」と話した。
 拓大は、その通りにプレーした。前半開始のキックオフ。蹴り上げた直後にボールを奪うと右へ展開。SO林謙太(3年/日大高)がノーホイッスルでトライを奪った。15分には日体大ゴール前のラインアウトをモールで押し込み、FL石田浩洋(2年/正智深谷)がインゴールへ持ち込んで2トライ目。30分には左ラインアウトから右へ回し、この日ペネトレーターとして鋭い突破を見せた韓国出身のCTB13具智允(グ・ジユン/4年/日本文理)がトライを奪った。

 日体大も0-22と大きくリードされた前半終了間際、拓大スクラムから出たパスをSH溝口優太(4年/大分舞鶴)がインターセプト、60メートルを走ってトライを決めた。しかし、後半も拓大の勢いは衰えなかった。
 キックオフのボールを確保した拓大は、NO8シオネ・ラベマイ(2年/セントビーズ)が右ライン際を走り切り、前半に続くノーホイッスルトライで加点した。そして、遠藤監督が期待していたプレーからのトライは11分。日体大ゴール前ラインアウトからモール、ラックで攻め続け、最後はPR堀圭介(4年/目黒学院)がトライラインを越えた。その後もラベマイは2トライを奪いハットトリックを達成。チームは後半だけで7トライを決め、計11トライ、65点を挙げた。遠藤監督は「練習でやってきたことができた。しかし集中力の途切れることなど課題もあった」と振り返った。

 日体大は後半にNO8深津賢登(3年/東福岡)が勘のいいランで拓大ディフェンスの穴を突き、2トライしたが、そこまでだった。秋廣秀一ヘッドコーチは「今日はディフェンスだけを求めた。1月から3月までフィットネスや筋力トレーニングだけおこなってきた。4月に入りやっとディフェンスを始めたが、個人レベルの段階。組織ディフェンスやアタックはこれから。春季大会はセレクションとして位置づけ、部内競争や気持ちにハングリーさを求めていく」と、大敗も秋のスタートのための一段階と考えている。
 この春から母校に戻った田沼広之氏は「学生たちはいろんなことを学ぶ姿勢をもっていてやりがいがある。学生のレベルの差があるが、そこを埋めてあげることをやっていきたい」と話した。元リコーで日本代表と活躍した同コーチは、部員たちに大きな刺激を与えそうだ。
「今日の試合はディフェンスをしっかりして欲しかったが、1人目のタックルがまだまだ」
 そう修正点をあげた。手腕が期待される。
(文・見明亨徳)



【関東大学春季大会】明大、76点発進も「パッション」を課題に。

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12トライを奪った明大。攻撃力の高さを証明した。(撮影/直江光信)



 関東大学対抗戦Aでは昨季2位、「前へ」のスローガンで知られる明大が5月3日、関東大学春季大会の初戦を迎えた。同リーグ戦1部で前年度3位の法大を76-17で一蹴。勝ち点を6とした(敗れた法大はここまで0勝2敗で勝ち点0)。

 多彩なシェイプ(陣形)を作ってLO小林航、FL近藤雅喜らランナーがぐいぐいと直進する。スクラムでも相手との力量差を示したHO中村駿太主将は、バランサーとして機能した。SO田村煕ら主力を欠くBK陣でも、先制トライを挙げたWTB紀伊皓太らが軽快に駆けていた。黒子役に徹したFL田中真一は、「ブレイクダウン、セットピース…。春からやってきたチームのやろうとしていることは、ちょこちょこ、出せた」と振り返る。

 丹羽政彦監督は、手厳しかった。ターゲットは、同じ対抗戦A所属で大学選手権6連覇中の帝京大。「パッション。いまメイジにとってそれが重要」と話し、こう続けた。
「やられてからやり返すでは、帝京大を相手にするとやられているままになる。そこは、細かくうるさく言わないと」

 序盤は相手の連続攻撃でゲインラインを容易に破られ、前半に2トライを喫した。
「結局、そこ(パッションの欠落)がプレーの雑さにも繋がっていたり…。淡々とやるのはいいけれど、戦う本能のある選手も出てこないと」
 もっとも、就任からの3年間で鍛え上げたフィジカルには自信を持つ。
「下半身の大きさだけだったら、帝京大と変わらない」
 クラブの伝統でもある力感と迫力をたたえ、王者に挑みたい。
(文・向風見也)



【関東大学春季大会】「1」と「10」輝き筑波大圧倒。大東大に50-26。

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背番号10を背負い、筑波大の攻撃力を引き出した亀山宏大。
(撮影/福島宏治)


 特に輝きを放ったのは背番号1と10だった。5月3日に筑波大グラウンドでおこなわれた関東大学春季大会グループA、筑波大×大東文化大は50-26でホームチームが快勝した。

 この日、同グラウンドでは『茗渓・筑波ラグビー祭2015』がおこなわれた。大東大戦の前には新入生歓迎試合がおこなわれ、学内の医学部ラグビー部のメンバーやOBたちもピッチに。スタンドはOBやOG、父母会関係者、ファンで埋まっていた。
 スカイブルーのジャージーは試合序盤から、スタンドの人たちを笑顔にした。先制トライは前半5分。突破口を開いたのは背番号1、今季の主将を務める橋本大吾だった。鋭くタテに出て敵陣深くに入り込んでチャンスメイク。後続の前進はインゴールでのグラウンディングが認められなかったが、直後のスクラムをコントロールした。右に出たSH木村貴大がトライを奪った。

 追加点の機会にはSO亀山宏大が躍動した。前半16分、ミッドフィールドから背番号10が仕掛けるとNO8横山大輔が反応、防御ラインの裏でパスを受けて前進する。そこにサポートしていた亀山が走り込み、ふたたひボールを手に。インゴールに飛び込んだ。
 亀山はその6分後にも好プレーを見せた。FWが相手ボールのラインアウトを奪うと、そのボールを巧みに扱う。展開されたボールを受けると、防御の間にグラバーキックを転がす。弟・雄大(CTB)のトライも呼んだ。古川拓生監督は「(この春に)セブンズに取り組んで、これまで以上に幅広くプレーできるようになった」と、最終学年になって安定感を増した司令塔を愛でた。才能にあふれる3年生SO山沢拓也は、ひざの靱帯の負傷からの復帰を目指している最中だ。完全復帰は秋シーズンの深い頃とみられるだけに、4年生司令塔の成長は頼もしいだろう。

 前半を26-5と大きくリードした筑波大は、後半22分までにスコアを50-5として完勝した。奪った8トライのうち、最後のトライを奪ったのは先制トライをお膳立てした橋本主将。真面目なサポートランからボールを受け、インゴール左スミに飛び込んだ。
 先頭に立ってチームに勢いを与えた主将について、古川監督は目尻を下げた。
「昨シーズンの終盤あたりから積極性が出ていましたが、(きょうも)キャプテンらしいプレーでしたね。FWの頑張りが大きな試合でした。FWがあれくらい前に出てくれたら、こういう試合ができるということです。特に序盤は、意図してやろうとしたことをやれていた。終盤にメンバーを入れ替えてからは相手に(立て続けに)トライを許しましたが、セットプレーが安定するとノッていけることをあらためて確認できた試合だったと思います」

 大東大は、長谷川崚太、ホセア・サウマキをNZ大学クラブ代表と対戦する関東学生代表(5月5日)に送り、SH小山大輝を怪我で欠くなど中核が数人おらず、「若いメンバー」(青柳勝彦監督)で構成したチーム。指揮官は、「元気を強調していこうと話したのですが、先に点をとられて落ち込んでしまいました」と語った。
「今年も個々の力を最大限に活かすラグビーを展開していきたい。それができれば、昨年達成できなかった目標、(全国)ベスト4以上にも届くと思っています」
 3トライを返したラスト10分のパフォーマンスには、確かに個々の輝きが見られた。


コアチーム残留を! 男子セブンズ日本代表、決戦へ出発。

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千葉・成田でトレーニングを重ね、決戦の地へ向かった
男子セブンズ日本代表。(撮影/松本かおり)



 セブンズ・ワールドシリーズ2014-2015の第8戦・スコットランド大会「グラスゴーセブンズ」(5月9日-10日)、第9戦・イングランド大会「ロンドンセブンズ」(5月16日-17日)に参戦する男子セブンズ日本代表が5月4日夜、現地へ向けて出発した。

 同代表はスコットランド大会でカナダ、アメリカ、アルゼンチンと同じプールDに入り戦う。今季の活躍とスピードが認められ、15人制日本代表へ招集、テストマッチ2試合にも出場した松井千士が再合流。アメリカ大会から選出され、香港大会途中でケガにより離脱したヒーナン ダニエル(パナソニック)はリハビリに励んでいたが、間に合わなかった。

 ヒーナンは豪州代表キャップを持っているため当初は日本代表になる資格はなかったが、セブンズが五輪競技になったことで、ワールドラグビー(旧IRB)がリオ五輪、それにつながる大会(セブンズ・ワールドシリーズを含む予選など)への規定を変更していた。これは、その国の国籍を有し、最後のキャップ獲得時から18か月以上を経過していれば、2か国目の代表になれるというもの。ヒーナンが豪州代表キャップを最後に獲得したのは2006年6月。2014年に日本国籍を取得していたため、セブンズ日本代表へ選ばれるための資格をクリアしていた。
 さらに、指定されたセブンズ大会のうち4大会に参加すれば15人制代表へ選ばれる資格も得られる。ヒーナンはアメリカ大会、香港大会に出場したため、今回のスコットランド大会、イングランド大会に出場できればワールドカップに参加する日本代表に選出されるためのスタートラインに立つことができたが、その可能性も消えた。

 セブンズ日本代表は、セブンズ・ワールドシリーズ今季9ラウンドのうちの7大会を終えた時点で総獲得ポイントは17。東京セブンズでの8強進出でポイントを稼いだが、コアチーム(全シリーズに参加できる資格を有する)15チーム中最下位で、このままではせっかく立った世界の舞台から降りなければいけなくなる。14位のポルトガル(25ポイント)との差をグラスゴーで詰めてロンドンで逆転、14位以上に浮上してコアチームに残留したい。

【セブンズ日本代表 スコットランド/イングランド大会 遠征メンバー】
鈴木貴士(クボタ)、吉田大樹(東芝)、桑水流裕策(コカ・コーラ)、トゥキリ ロテ ダウラアコ(北海道バーバリアンズ)、大島佐利(サントリー)、坂井克行(豊田自動織機)、レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)、小澤大(トヨタ自動車)、後藤駿弥(ホンダ)、羽野一志(NTTコミュニケーションズ)、合谷和弘(流通経済大学3年)、松井千士(同志社大学3年)


U20日本代表、きょう(5月5日)対U20オーストラリア代表戦。

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U20ニュージーランド代表戦時のU20日本代表。(PHOTO:MIKE HARPER)


『オセアニアラグビージュニアチャンピオンシップ2015』に参戦中のU20日本代表。5月5日には第2戦(現地時間15:00キックオフ/ボンド大学・オーストラリア)、U20オーストラリア代表と戦う。相手は、U20サモア代表を33-10と破った初戦の先発メンバーから13人を変更している。目指すスタイルを出して先手をとり、勝利を手にしたい。
 U20日本代表は初戦でU20ニュージーランド代表0-75で敗れている。

【vs U20オーストラリア代表 出場予定選手】

1 三浦昌悟(東海大2年)
2 朴成浩(明治大2年)
3 垣本竜哉(帝京大2年)
4 加藤広人(早稲田大2年)
5 古川満(明治大2年)
6 ファウルア・マキシ(天理大1年)
7 占部航典(筑波大2年)
8 テビタ・タタフ(東海大1年)
9 米村龍二(筑波大2年)
10 金井大雪(法政大1年)
11 東川寛史(法政大2年)
12 梶村祐介(明治大2年)
13 笠原開盛(中央大2年)
14 尾﨑晟也(帝京大2年)C
15 野口竜司(東海大2年)
16 祝原凉介(明治大1年)
17 久原綾眞(明治大2年)
18 藤野佑麿(立命館大2年)
19 佐々木凜平(日本大2年)
20 前田剛(明治大2年)
21 竹中明(前三菱重工相模原)
22 桑山聖生(早稲田大1年)
23 尾﨑達洋(法政大2年)



ワールドユース4強入り逃すもさらなる成長へ。御所実、京都成章、常翔学園

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(写真:戦いを終えた常翔学園とNZ・スコッツカレッジの選手たち)


 福岡・グローバルアリーナで開催中の「サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2015」で8強入りしていた御所実業高校(奈良)、京都成章高校(京都)、常翔学園高校(大阪)だが、いずれも準々決勝で敗れ、5月5日(大会5日目)は5~8位決定トーナメントへまわる。

 3日、御所実は優勝候補の南アフリカチーム(ポールルースジムナジウム)に0-38で完敗した。雨の影響もあったか、御所実は前半から防戦一方の内容。南アの15分と27分のトライは、御所実のキックミスからカウンターアタックされてあっさり奪われたものだった。後半も消極的で、竹田寛行監督は「センバツ(全国高校選抜大会)出場を逃して、せっかくこの大会でいい経験をさせてもらっているのに…。思いきりぶつかっていってない」と厳しかった。
 FBの井上拓キャプテンは、自分自身の人間的な弱さを知ったという。
「しんどい時間帯になって自分が気持ち的に落ちてしまって、チームを引っ張ることができなかった。最後まで戦おうと決めていたんですけど、前に出る姿勢がなかったです。自分たちがやってきたことさえ何もできひん、といういまの立ち位置を確認させてもらいました。自分たちの弱さを知ったことが収穫だと思います。僕ら、選抜大会も出させてもらっていないんで、貴重な体験をさせてもらっているこの大会でひとつでも課題を得て、次につなげられるような『コネクト』を大切にしたい。きょうの試合は次の試合に、この合宿は次の合宿につなげられるように、成長していきたいと思っています」

 ゴールデンウィークをグローバルアリーナで過ごす高校生たちは、8日間におよぶこの大会で休養日を2回はさみ、計6試合をおこなう。敗れたチームもあと2試合、貴重な経験ができる。
 御所実が次に対戦するのは、同じ近畿勢の京都成章だ。

 京都成章は初日にニュージーランドチーム(スコッツカレッジ)相手に健闘し、3日の準々決勝ではイングランドのトルロカレッジに15-20の惜敗だった。
 大きな拍手を浴びてグラウンドを離れたあと、湯浅泰正監督は「勝たないとね」と苦笑いしたが、「タックルもよく行ってくれた。ベストゲームをやってくれたと思います」と選手たちのアグレッシブな60分間を称えた。
 前半からひたむきなディフェンスを繰り返して先制し、PR山田有摩などの豪快な走りも勢いをつけた。体格の大きなイングランドの選手に突破されても、京都成章のカバーディフェンスは素晴らしく、小柄だが勇敢な選手たちが思い切り体をぶつけて相手を外に押し出す場面もあった。終盤にPG2本を決められ逆転負けを喫したが、攻守ともに全員で戦った姿勢を湯浅監督は評価した。
「たくましくなってきている。自分たちでよく考えてやっているのがいい。残り、今日以上のゲームをしたい」

 常翔学園はニュージーランドのスコッツカレッジに4強入りを阻まれたが、12-55で完敗した試合で得たものは大きい。
「個々が強くなってチームが強くなる、というお手本を見せてもらい、勉強になりました。ニュージーランドは、一人ひとりがしっかり判断してプレッシャーをかけてくる。あのアグレッシブな感じを勉強して帰りたい。これは日本に一番足らない部分ですから」と野上友一監督。
 過去2年連続で花園出場を逃している。今年の1月は福岡にいて、今大会の予選会に参加していた。
「チーム作りはあそこから始まった。そこから比べると、選手は気持ちも体も技術も成長している。先輩が悔しい思いをして卒業したのを目の当たりにしているので、体作りから、自分たちでしっかりやらんとアカンという自覚がありますね。ラグビーをもっと勉強しよう、もっと吸収しようという意欲が高いチームです」
 昭和天皇崩御で中止になった第68回全国高校大会の“幻の決勝”、「大阪工大高×茗溪学園高」の試合が、4月26日の関西ラグビーまつりで、両校のOBたちによっておこなわれた。校名は変わったが、大阪工大高の魂を引き継ぐ常翔学園の現役選手たちはその一戦を観に行き、「工大の先輩スゴイな。あれが見本やで。復活させよう!」という気持ちを抱いたという。
 今年にかける意気込みは強い。ワールドラグビーユース交流大会の優勝はならなかったが、この経験を活かしてもっといいチームにしていきたいと野上監督はいう。 
 5日は、ロシアのエニセイ-STMと対戦する。こちらは初の8強入りを果たし、今大会で称賛されているチームのひとつ。準々決勝ではオーストラリアのブリスベンボーイズカレッジから金星を奪う寸前までいっており、常翔学園との試合も好ゲームになりそうだ。


<大会4日目/5月3日 結果>
▼準々決勝
・ポール ルース ジムナジウム(南アフリカ) 38-0 御所実業高(奈良)
・トルロ カレッジ(イングランド) 20-15 京都成章高(京都)
・スコッツ カレッジ(NZ) 55-12 常翔学園高(大阪)
・ブリスベン ボーイズ カレッジ(豪州) 22-14 エニセイ-STM(ロシア)

▼9~16位決定トーナメント
・流通経済大学付属柏高(千葉) 53-5 ペクシン ハイスクール(韓国)
・尾道高(広島) 28-12 アール マリオット セカンダリースクール(カナダ)
・佐賀工業高(佐賀) 24-5 ジエングオ ハイスクール(中華台北)
・東福岡高(福岡) 43-24 長崎北陽台高(長崎)


<大会5日目/5月5日 組み合わせ>
▼準決勝
・14:00 ポール ルース ジムナジウム(南アフリカ) - トルロ カレッジ(イングランド)
・15:20 スコッツ カレッジ(NZ) - ブリスベン ボーイズ カレッジ(豪州)

▼5~8位決定トーナメント
・11:00 御所実業高(奈良) - 京都成章高(京都)
・12:20 常翔学園高(大阪) - エニセイ-STM(ロシア)

▼9~12位決定トーナメント
・14:00 流通経済大学付属柏高(千葉) - 尾道高(広島)
・15:20 佐賀工業高(佐賀) - 東福岡高(福岡)

▼13~16位決定トーナメント
・11:00 ペクシン ハイスクール(韓国) - アール マリオット セカンダリースクール(カナダ)
・12:20 ジエングオ ハイスクール(中華台北) - 長崎北陽台高(長崎)

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準々決勝:京都成章×トルロカレッジ

【ラグリパWest】 高校10人制大阪大会のヒーローたち。

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