中竹竜二氏（撮影：BBM）
日本ラグビーフットボール協会は26日、U20日本代表のヘッドコーチに中竹竜二氏（41歳）が就任すると発表した。同協会のコーチングディレクターも務めており、兼任となる。
中竹氏は福岡県出身。現役時代はFLとしてプレーし、早稲田大学で主将を務めた。指導者としては、タマリバクラブでヘッドコーチを務めて日本選手権大会に出場。2006年に母校・早稲田大ラグビー部の監督に就任し、2010年に退任するまでの4シーズン中、関東大学対抗戦Aで優勝3回、全国大学選手権では優勝2回を遂げている。2010年に日本協会のコーチングディレクターとなり、2012年にはU20日本代表監督として「IRB ジュニア ワールド ラグビー トロフィー(JWRT)」で指揮を執った。
U20日本代表はこの2年間、沢木敬介氏（日本代表コーチングコーディネーター）がヘッドコーチを務め、今年4月に香港でおこなわれたJWRTで悲願の初優勝。ジュニア最高峰グループへの昇格を決め、来年6月にイタリアで開催される「IRB ジュニア ワールド チャンピオンシップ（JWC）2015」に出場する。
新ヘッドコーチを始めとするU20日本代表スタッフは、JWC2015に参加するU20日本代表の選考対象となる「TIDシニアキャンプ」の指導も担当する。
中竹ヘッドコーチは、「2019年を見据えた最も重要な世代の指導をすることに大きな責任を感じています。来年6月のJWCまで残された時間は少ないですが、JWRTでは対戦できなかった強豪国に思い切りチャレンジしたいです。多くの方々の力を結集して、これまでにない最高のチームを創りあげたいと思っています」とコメントした。