今季スーパーラグビーは不完全燃焼に終わったクーパー(ボール保持者)。復活を期する
(撮影:Yasu Takahashi)
(撮影:Yasu Takahashi)
5月中旬のメルボルン・レベルズ戦(スーパーラグビー)で左肩を負傷し、手術を受けて長期リハビリをおこなっていたレッズのSOクウェイド・クーパー(26歳)が、約4か月ぶりにフィールド復帰することが明らかになった。今年から始まったオーストラリアの国内選手権(NRC)に、レッズの下部チームであるブリスベン・シティの一員として、28日のクイーンズランド・カントリー戦にベンチ入りする。
テストマッチ50試合出場の経験を持つクーパーは年内のオーストラリア代表復帰を目指しており、NRCでのパフォーマンスがよければ、10月18日にブリスベンでおこなわれるニュージーランド代表戦で約1年ぶりにゴールドジャージーを着る可能性がある。
来年のワールドカップで、イングランド、ウェールズ、フィジー、プレーオフ勝者(ロシアまたはウルグアイ)と一緒の“死の組”に入るオーストラリア代表“ワラビーズ”。今年はバーナード・フォーリーとカートリー・ビールが10番をつけてきたが、どちらもまだ、ユーアン・マッケンジー ヘッドコーチの信頼を完全に得たとは言い難い。司令塔の座奪回に向けて、クーパーが動き出す。