日本代表、リベンジへ。スコットランド代表に再び挑む（Photo: Getty Images）
日本ラグビーフットボール協会は26日、来年6月に日本代表とスコットランド代表の対戦が決定したと発表した。6月18日と同25日におこなわれるテストマッチの会場は未定だが、スコットランド代表は1989年5月以来の来日となる。
今年のラグビーワールドカップ（RWC）で日本代表のベスト8入りを阻んだ因縁の相手。ジャパンにとっては、同大会のプールBで10-45で敗れたリベンジのチャンスとなる。
スコットランド代表はRWC2015では準々決勝でオーストラリア代表に34-35と惜敗したものの、試合終了前の誤審がなければ24年ぶりの4強入りは濃厚だったといわれている。現在、世界ランキングはスコットランドが9位で、日本は10位。エディー・ジョーンズ体制から新しく生まれ変わってさらなる飛躍をめざす日本代表にとっては最高の対戦相手だ。
両チームは過去9回対戦し、日本は1勝しかしていない。1989年5月28日に東京・秩父宮ラグビー場で歴史的初勝利を収めたとき、スコットランド代表の主力は同時期にチームを結成していたブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズのメンバーに加わっていたため来日しておらず、スコットランド協会はその試合をテストマッチと認定していないが、ワールドカップで日本代表が3勝1敗の快挙を遂げたあとであり、今回はほぼベストメンバーで来日することが予想される。
日本ラグビー協会の坂本典幸専務理事は、「RWC2019日本大会に向けたテストマッチに伝統ある強豪国スコットランド代表が来日してくれることに対して、心から敬意を表します。新生日本代表の試金石となる試合です。多くのファンのみな様に競技場に足を運んでいただき、ラグビーの魅力を生で感じていただきたいと思います」とコメントした。