ヨーロッパに遠征している世界ランキング14位の日本代表は現地時間15日、ツアー第3戦として、ウエールズの北部コルウィンベイで世界ランク19位のロシア代表と対戦し、40-13で勝った。1週間で3試合目、12日のグロスター(イングランドのクラブチーム)戦から中2日とハードスケジュールながら、今ツアー初勝利を手にし、通算成績は1勝2敗(テストマッチは1勝1敗)となった。
ペナルティゴールで先制した日本だが、前半10分、敵陣22メートルライン付近で、SO小野晃征がボールを蹴って裏に出そうとしたところブロックされ、カウンターアタックを許し、逆転トライを奪われた。
4分後、ラインアウトからモールで押し込んで再びリードした日本だが、2011年にワールドカップ初出場を果たした急成長国のロシアを一気に突き放すことができない。スクラムを支配し、ラインアウトでも優位に立ちながら、ハンドリングエラー多発で再三チャンスをつぶした。
前半は、日本にとって不満のこる40分。13-13で折り返す。
それでも、6月のウエールズ代表戦、そして今秋はオールブラックスとスコットランド代表の胸を借り、たくましさを増した日本代表は、後半最初から立て直す。
攻撃のテンポがよくなり、42分、FLマイケル・ブロードハーストがゴール前での素早いピックアップからトライラインを越えた。
スクラムは最後まで圧倒し、試合の主導権を握る。
50分にはラインアウトからの攻撃でCTBマレ・サウが突破し、57分はWTB藤田慶和の力走でチャンスを広げ、サウが連続トライをあげた。そして67分は、22メートル内ラインアウトからモールで前進したあと、SO小野のキックパスをキャプテンのWTB廣瀬俊朗が右隅にフィニッシュ。
結局、後半は相手に得点を許さず。27点差をつけての大勝となった。
なお、パナソニックのスピードスター、WTB山田章仁は68分から途中出場し、日本代表として初テストキャップを獲得した。
(日本代表 ヘッドコーチ代行、キャプテン、選手 コメント)
■スコット・ワイズマンテル ヘッドコーチ代行
いいラグビーができていた。しかし、前半は平均以下だった。前半は7つのハンドリングエラーがあり、それはすべてロシアからプレッシャーを受けた時のものだ。後半は修正することができたが、世界トップ10にふさわしいラグビーをコンスタントにしていかなければならない。
■WTB 廣瀬俊朗 キャプテン
最後は良かったが、前半の立ち上がりは満足できるものではなかった。後半に入っても、ターンオーバーされた時のリアクションなども遅かった。試合には勝ったが、もっとハードワークをしなければならない。
■CTB マレ・サウ
本来なら自分が前半から引っ張らなくてはいけない存在だったのに、自分のミスでチームに大きな代償を払わせてしまった。後半は修正でき、それからいいラグビーができた。もっと得点を取ることができたが、こういう試合もある。
■WTB 藤田慶和
自分自身はトライを取れなかったが、グロスター戦の課題を少しは修正できた。何よりチームの勝利に少しでも貢献できたのがうれしい。16日にチームを離れるが、これからも日本代表でプレーしていけるように、大学でも高い意識を持ってハードワークしていきたい。
■WTB 山田章仁
周りのみんなのおかげでいい流れになっていた中でチャンスをもらうことができ、楽しくプレーできた。これからも現状に満足せず、ハードワークしていきたい。初のテストマッチ出場をみんなと勝利で飾れてうれしい。
ペナルティゴールで先制した日本だが、前半10分、敵陣22メートルライン付近で、SO小野晃征がボールを蹴って裏に出そうとしたところブロックされ、カウンターアタックを許し、逆転トライを奪われた。
4分後、ラインアウトからモールで押し込んで再びリードした日本だが、2011年にワールドカップ初出場を果たした急成長国のロシアを一気に突き放すことができない。スクラムを支配し、ラインアウトでも優位に立ちながら、ハンドリングエラー多発で再三チャンスをつぶした。
前半は、日本にとって不満のこる40分。13-13で折り返す。
それでも、6月のウエールズ代表戦、そして今秋はオールブラックスとスコットランド代表の胸を借り、たくましさを増した日本代表は、後半最初から立て直す。
攻撃のテンポがよくなり、42分、FLマイケル・ブロードハーストがゴール前での素早いピックアップからトライラインを越えた。
スクラムは最後まで圧倒し、試合の主導権を握る。
50分にはラインアウトからの攻撃でCTBマレ・サウが突破し、57分はWTB藤田慶和の力走でチャンスを広げ、サウが連続トライをあげた。そして67分は、22メートル内ラインアウトからモールで前進したあと、SO小野のキックパスをキャプテンのWTB廣瀬俊朗が右隅にフィニッシュ。
結局、後半は相手に得点を許さず。27点差をつけての大勝となった。
なお、パナソニックのスピードスター、WTB山田章仁は68分から途中出場し、日本代表として初テストキャップを獲得した。
(日本代表 ヘッドコーチ代行、キャプテン、選手 コメント)
■スコット・ワイズマンテル ヘッドコーチ代行
いいラグビーができていた。しかし、前半は平均以下だった。前半は7つのハンドリングエラーがあり、それはすべてロシアからプレッシャーを受けた時のものだ。後半は修正することができたが、世界トップ10にふさわしいラグビーをコンスタントにしていかなければならない。
■WTB 廣瀬俊朗 キャプテン
最後は良かったが、前半の立ち上がりは満足できるものではなかった。後半に入っても、ターンオーバーされた時のリアクションなども遅かった。試合には勝ったが、もっとハードワークをしなければならない。
■CTB マレ・サウ
本来なら自分が前半から引っ張らなくてはいけない存在だったのに、自分のミスでチームに大きな代償を払わせてしまった。後半は修正でき、それからいいラグビーができた。もっと得点を取ることができたが、こういう試合もある。
■WTB 藤田慶和
自分自身はトライを取れなかったが、グロスター戦の課題を少しは修正できた。何よりチームの勝利に少しでも貢献できたのがうれしい。16日にチームを離れるが、これからも日本代表でプレーしていけるように、大学でも高い意識を持ってハードワークしていきたい。
■WTB 山田章仁
周りのみんなのおかげでいい流れになっていた中でチャンスをもらうことができ、楽しくプレーできた。これからも現状に満足せず、ハードワークしていきたい。初のテストマッチ出場をみんなと勝利で飾れてうれしい。