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ワラビーズがウエールズ代表との激闘制す! 輝き取り戻したクーパー

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マジックハンドで鮮やかなパスを連発したオーストラリア代表の司令塔クーパー
(写真は2013ブレディスローカップより/撮影:Yasu Takahashi)


 今年はブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとのテストシリーズに負け越し。指揮官をユーアン・マッケンジーに替えてもライバル国のニュージーランドと南アフリカには歯が立たず、早くも、2015年ワールドカップは期待できないとの声も聞かれたオーストラリア代表(ワラビーズ)だが、今シーズン最後の欧州遠征を気持ちよく締めくくった。
 11月30日、カーディフのミレニアムスタジアムで欧州王者のウエールズ代表と対戦し、30-26で勝利。マン・オブ・ザマッチに選ばれたのは、ロビー・ディーンズ前ヘッドコーチに冷遇されていたSOクウェイド・クーパーだった。

 試合開始早々、ウエールズ代表WTBジョージ・ノースに走られ先制されたオーストラリア代表だが、18分、FLマイケル・フーパーがブレイクダウンでターンオーバーして攻めに転じると、SOクーパーとWTBジョー・トマニが右サイドをオフロードでつなぎ、最後はCTBクリスチャン・リアリイファノがトライを決めた。
 33分、34分、35分と、3度のビッグチャンスはウエールズ代表のハードタックル連発に阻まれたが、なおも怒とうの攻撃を続け、相手がシンビンで1人を欠いている間に、パワフルなFBイズラエル・フォラウがインゴールにボールをねじ込んだ。
 17-16、オーストラリア代表のリードで折り返す。

 後半も粘り強いディフェンスで地元サポーターの大歓声を受けたレッドドラゴンだが、南半球のゴールド軍団はペナルティゴール(PG)を追加したあとの48分、連続攻撃をWTBトマニがフィニッシュし、リードを広げた。
 それでもウエールズは、パワフルなWTBノースの2トライ目(ゴール成功)とPGで30-26と、1プレーで逆転可能な4点差に迫る。
 74分、オーストラリアは司令塔クーパーがアーリータックルでイエローカードをもらい、最悪の結末もよぎったが、14人のワラビーズが残り時間を必死に守り切り、激闘は終わった。

 今年の欧州遠征は、初戦でイングランド代表に競り負けたオーストラリア代表だが、その後はイタリア、アイルランド、スコットランド、ウエールズ相手に4連勝。IRB世界ランキングは3位をキープし、来年はさらなる進化を誓う。


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